SNSやインターネット通販、活字離れの影響で読書離れが進んだニュースが目立ちます。
並行して本屋さんが次々と閉店している現状があります。
出版文化産業振興財団によると書店が1店舗もない市が
2024年8月時点で15道県の24市に上ることを発表しています。

サードウェーブと呼ばれる「独立系書店」といわれるものが増えています。
独立系書店とは
店主の意思でセレクトした本、雑貨、飲食を扱って地域の人へ合わせて提供するサービスが特徴
独立系書店の魅力は
他のチェーン店にない本の品揃え
店主の個性が光る店作りがみえ本屋として差別化できている
本が大好きな人が運営している
・元書店員
・毎年10年以上100冊の本を読書
渋谷区
SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
新刊や人文書、雑誌、写真集、絵本、コミックなど、古典的な名著からリトルプレス、自費出版の本に至るまで数多くを扱う。
本だけでなく雑貨も充実していて1点1点がこだわっている商品が多くとても魅力的です。
店の場所がいま人気の奥渋谷エリア(オクシブ)にあるため20~30代の若者がひじょうに多い。



奥渋谷とは渋谷センター街を抜けた先の宇田川町・神山町・富ヶ谷周辺
おしゃれなカフェやセレクトショップが多いエリアのことです。
本は話題本やベストセラーはなく奥渋の客層にあったものがならんでいます。
店員さんの手書きPOPが非常に多くて、本を選ぶキッカケになり見ているだけでも楽しめます。
森の図書室
小説や写真集まで、幅広いジャンルの蔵書約1万冊が用意。
ビールやカクテルなどのアルコールとともに大人の読書タイムを過ごすことができる。
渋谷◯◯書店
シェア型書店 みんなで本を持ち寄り、みんなで運営する新しいかたちの場づくり。
渋谷ヒカリエ8Fの広いスペースの一角にあるため、とてもゆったりみれます。



新刊と古本が混ざっていて1点ものが多く運命の本と出会えるかもしれない。
スタッフさんによると、
現在は棚が全て埋まっているとのことでしたが空き次第X(エックス)で募集をかけるとのこと。
5箇所空いたら募集するらしいですが、すぐに埋まるのでこまめにチェックが必要です。
棚の場所は2~3ヶ月でシャッフルされます。
本の売価や何冊置くかは棚主自身で設定でき、売れた金額の100円が事務局へ入る仕組み。



POST
定期的に扱っている本が入れ替わる新しいスタイルの海外アートブック専門店。
出版社というくくりでセレクトしているため海外の出版カルチャーを感じられる。
本だけでなく接客にも力をいれており質問や相談は気軽にでき、新たなアートブックの見方を教えてくれる。
NADiff A/P/A/R/T
アートブックショップ&ギャラリー
2025年3月閉店
ちえの木の実
子どものためのセレクト・ブックショップ。
ロングセラーの本や店のスタッフが選んだ珍しい本まで幅広く並んでいます。



店内の演出やレイアウトは力を入れていてとても魅力的
手書きのPOPが多くて商品をえらぶときの参考になります。
お店の選書コンセプトは「いま売れている本でなく」
「親が子どもに読ませたい本」
「子どもに好きになってほしい本」
本選びで困ったときはお店のかたへ相談できます。
私は入店してしばらくすると接客してくださり、「何歳ぐらいの子ですか?」、「男の子、女の子?」と質問していろいろ提案していただきました。
2Fにもたくさんの本が並んでいて広々としたスペースがあり、おはなし会が毎月行われています。インスタでチェック可能
店内にエレベーターも完備されていて、小さい子ども連れの方、ベビーカーでも安心して来れます。
Totodo 東塔堂
店内にギャラリースペースを併設した美術、写真、デザイン、建築関連の古書を扱う古書店。
専門的なジャンルの本が3,000冊以上あります。
東塔堂(店名)の由来は、もともと虎ノ門で開業したときに部屋の窓から東京タワーが見えたことからきています。
姉妹店が中目黒の「dessin」というお店です。
OH! MY BOOKS
店主が1冊ずつセレクトした古本・新刊を幅広く扱う。
お店はビルの2Fで外に目印となる看板などはない。
隠れ家的な本屋さんで初めていく人は通り過ぎないようにしたい。



目の前が道路になっていてバスに乗っていたときにたまたま見かけて気になってきた人も多いそうです。
店内に入るとグリーンの壁や本棚がとても目立ち、友達の部屋に来たかのような雰囲気。
本屋さんでありながら古着やアクセサリーなどオリジナルグッズもたくさん販売しています。
店主が本当に好きなものだけを並べるスタイルで、とくに店内のPOPに注目したい。
本の紹介を記したメモ書きが一冊一冊に挟まれていて思わずどれも読みたくなる。
店名の「OH! MY BOOKS」は店主の口ぐせからとったもの。
ユトレヒト
国内外のアート、デザイン、ファッション関連書籍が中心。
マンション2Fの一室で店内は想像以上にスペースがありゆったり見れる。
アットホームは雰囲気で窓からの陽当りがよくて気持ち良い。
セレクトショップにきたようなおしゃれな本屋さんで雑貨も多い。
デザインとして持っておきたい本や読みものとして欲しい本がみつかる。
周りが住宅街で目立つ建物がないため、初めていく場合は時間に余裕をもっていきたい。
SO BOOKS
国内外のあらゆる写真&アート専門の古書店。
現代アートからサブカルチャーまでの写真集を販売。
ジャンルは70~80年代の写真家の作品海外のドキュメンタリーが多い。
古書ロスパペロテス
小説、哲学書、アート、写真集、漫画などの古書店。
代々木上原駅から徒歩3分、人通りの多い路面に位置しています。
周辺にはおしゃれなカフェや美容院がずらっと立ち並ぶ通り。
一見、古民家ふうの店内は地下もあり、ビジネス書から写真集、サブカル、アート、マンガまで幅広く扱っています。
初心者にはギリギリうけて、マニアックにはしっかりささるラインナップです。
店の外にはCasa、dancyuのバックナンバーをはじめ、文庫小説が100円からたくさん陳列されています。
レジの「現金払いのみ」と手書きで粗雑に貼られたメモが粋に感じられます。
犬のロゴの看板が目印です。
新宿区
かもめブックス
公正の会社が始める本屋 出会うべき本を1冊1冊、その手で選んでいる新刊書店。
本屋とカフェとギャラリーが併設された広々とした店内は非常にリラックスできる雰囲気です。



2024年にかもめブックス10周年だったためオリジナルTシャツや雑貨、文房具もたくさんありました。
神楽坂にきたらふらっと立ち寄りたい本屋さんです。
東京メトロ東西線神楽坂駅2番出口出てすぐ左
SAKANA BOOKS(サカナブックス)
入口は高級セレクトショップやおしゃれカフェのような雰囲気で建物がすごく素敵。
魚をはじめとした水生生物や、それらがすむ自然環境に関する書籍に特化した本屋さん。
店内は本と雑貨が半々くらいで奥には釣り文化資料館があります。
雑貨で気になったのが財布で、左と中央がまだい、右はぶりの皮をつかった財布です。
手触りはややザラッとした感触ですがひじょうに軽くて内側は牛革で高級感があって精巧に作られています。



雑貨は一部シェア型で販売しており、いろんな水生生物を愛するクリエイターの方が提供、販売しています。
建物1Fは、もともと株式会社週間釣りニュースのオフィスビルの応接スペースだったのをコロナ禍がキッカケで本屋さんにしたそうです。
店内奥には釣り文化資料館もあることから本屋さんを超えたエンターテイメントが感じられます。
伊野尾書店
独自のフェアやイベントなどを行い、SNSで発信する歴史ある本屋さん。
バランスよくいろんなジャンルが並んでいてベストセラーや話題の本もしっかり取り揃えています。
マンガコーナーが非常に充実していて人気作品から珍しいものまで幅広いラインナップです。



近くを通りがかると、ふと立ち寄りたくなる街の本屋さん。
地下鉄大江戸線の中井駅A2出口でてすぐ。
模索舎
一般書店ではほとんど手にすることのない、自主流通出版・少流通出版物の取扱書店。
外観は昭和の趣があり年季の入った木製の扉とランプがなんともいえない雰囲気を醸し出している。
50年以上続いている書店でサブカルチャー、LGBT、宗教などいろんなジャンルの本が並んでいます。
コ本や honkbooks
ブックショップを運営し、オルタナティヴスペースを併設。
詩人、アーティストの青柳菜摘さんらが主宰し、作家やアートに関わる人が店にたつ。
古本だけでなく作家やアーティストが制作、発行にzineを販売。
店の場所が小さい道路沿いのマンションにあり、すこしわかりづらいため注意。
アルスクモノイ
アート・ファッション・写真集・デザイン・海外文学・詩・哲学・サブカル扱う古書店。
港区
山陽堂書店
創業約130年以上続く老舗の本屋。
1階 新刊書店、2階 ギャラリー、3階 山陽堂珈琲。
海外文学、文芸、絵本、ライフスタイル、青山にゆかりのある方の著書が並ぶ。



2019年から始まった「山陽堂ブック倶楽部」という読書会が好評で現在も開催されています。
双子のライオン堂
さまざまな分野で活躍される作家や研究者が100年先まで紙の本で残したいと選んだ本を中心に、新刊・古本・読書グッズの販売作家や研究者による選書専門店。
本の表紙の形をした扉をあけると外観からは想像できない本の世界が目のまえにひろがります。
2つのコンセプトでお店作りをされていて「100年続く本屋」と「選書専門店」です。
”100年後、周りに本屋というものがなくなったとしても、1件でも残っていたら本屋の存在価値を問い直せる”という店主の思いが伝わってきます。



かんたんに言うと、作家の本棚をのぞける本屋。
あの人がこの本を推すのかという発見や魅力があります。
有料選書サービスも行っていて何を読めばわからない人にはおすすめです。
品川区
フラヌール書店
幅広いジャンルからセレクトした新刊書店で「フラヌール」とはフランス語で「遊歩者」
入口のアウトレット本が非常にユニークで店先を歩く人は立ち止まる人が多い。
店内はとてもおしゃれな大人の本屋さんの印象で奥にはギャラリースペースもあります。
店主の手書きPOPが控えめながらもとてもステキで本の良さを引き出してくれています。



本はバランスよくジャンル別に並べられ手に取りやすく、子供向けの絵本や児童書が充実していたのが印象的です。
小さい子ども連れでいっても楽しめるセンスのよい街の本屋さん。
不動前駅から徒歩5分。
KAIDO books & coffee
「生スコーン焼けました」の看板がとても目立つ。
「KAIDO」の店名らしく旅や土地に関する本が中心に並んでいます。
2Fは壁面が本棚になっており、食事を楽しみながらゆったり読書している人もいました。
店内の本は蔵書として置いてありますが、中古本として販売してあるものは値段がついていて購入可能です。
店員さんいわく生スコーンはプレーンがおすすめ。
中に生クリームが練り込まれていて自然な甘みを感じられ、外は「サクッ」と中は「しっとり」感がたまらない。



個人的に今まで食べたスコーンのなかでは、ダントツNo.1の美味しさ!
京急線の新馬場駅から徒歩7分、北品川商店街を歩くと見えてくる。
写真展やワークショップ、映画上映会などのイベントも頻繁に開催している。
目黒区
COW BOOKS
書店の仕事からうまれたオリジナルグッズと、世界中から集めた古書を販売。
目黒川沿いにある中目黒駅から徒歩10分程度に位置するCOW BOOKS。
著作家の松浦弥太郎氏によりセレクトされた書店。
初版、絶版などの珍しい書籍がたくさんならぶ。



オリジナルTシャツやバッグなども展開していて、普段使いにとりいれやすいシンプルでおしゃれなデザイン。
店を出たら目黒川沿いにさらに5分ほど歩くと、スターバックスリザーブ東京が見えてくるので散歩がてらに寄るのもおすすめです。
dessin(デッサン)
絵本から、大人も楽しい絵本、画集、写真集などの中古書のヴィジュアルがメインの本を取り扱っている。
1Fは本を販売するスペースで2Fはギャラリースペースがあり。
中目黒駅から徒歩5分。
SUNNY BOY BOOKS
新刊、ZINE、雑貨とオリジナル商品をあつかう。
約5坪ほどの広さで店内は4人までの入店規制がある。
社会学、人類学、ジェンダー、フェミニズムの本が充実している。
雑貨やオリジナルグッズもたくさん並んでいて眺めるだけでも楽しめる。
学芸大学駅から徒歩5分。
BOOK AND SON
グラフィックデザインの本が中心。
写真集やデザインアート主体の本で新書と古書を取り扱っている。
Tシャツや文房具などのオリジナルアイテムもあり楽しめる。
学芸大学駅から徒歩7分。
千代田区
無用之用
入口はビルの裏からで正面1Fは東京薬局。
古書と新刊、カウンターで本を読みながらビールとコーヒーも楽しめるお店。
店内では本棚のジャンル分けが個性的で気になりました。
例えば「みているのに見えない世界」や「無邪気の上に成り立つフランス人のエレガンス」などで選書した本が各ジャンルで4~5冊並べてあります。
他の本屋さんにはない視点で本を置いているからこそ興味が湧いてきますし、読みたい意識がでてくるのが実感できます。



店名の由来は中国の老子の言葉「一見、無用に思えるものこそ本質的な価値がある」
すぐには役に立たないが頭の奥底に留まる知恵。
CHEKCCORI(チェッコリ)
出版社「クオン」が運営する韓国書籍専門のブックカフェ
ほんまる神保町
シェア型書店。
直木賞作家の今村翔吾氏が経営していて、ほんまるのロゴや店舗デザインを手掛けるのは日本を代表するクリエイティブティレクターの佐藤可士和氏。
店内は1Fと地下1Fで全部で364棚あります。
棚主になるには入会金12,650円と月額4,850円~が必要で本が売れたときの販売手数料は5%です。



PASSAGE by ALL REVIEWS
シェア型書店
パリのパサージュのような空間でそれぞれの棚にフランスの実在する通り名がつけられている。
棚主になるには入会金13,200円と月額の棚代4,000円~が必要。



空いている棚はHPからでも確認できますが、店内の一番奥や最上段(脚立がないと届かない)などが目立ちました。
棚主の売れた本は金額の15%(雑貨25%)が手数料として取られて残りが棚主の収益となります。



実際に棚をみるとほとんどの人が本しか棚に並べていないです。
違いがあるとすれば、POPやブックスタンドをつけて本を見やすく工夫している点が楽しめる一つの醍醐味です。



オンライン販売は手数料無しで簡単。発送手続きは店内スタッフが梱包、発送までしてくれる。
ちなみにPASSAGE bis!BOOKS&CAFEは同店の3Fにあります。
買った本をすぐに上の階のカフェで読めるので便利です!
PASSAGE SOLIDA
PASSAGE1号店から徒歩1分。
地中海を彷彿とさせるインテリアデザインは11世紀のフランス詩人・マラルメの代表作「紺碧」からインスピレーションを得た。
店内は撮影OKです。
棚貸しの価格は1、2号店に比べて低かったです。
2025/2/1~価格改定で棚の価格が下がったため、シェア型書店を考えている方はチャンスです。
空きはまだありましたが、埋まってしまう前に早めにいい棚を確保しておきたいですね。



店の場所が神保町交差点の場所から徒歩5秒と目立つ位置のためお客さんがひっきりなしに入ってきます。
大田区
タバネルブックス
絵本・イラスト・アート・デザインを中心に、読み物・漫画など。
とくに店主が好きなチェコの本が多いのが特徴です。



店名の「タバネル」は紙を「束ねる」からつけたそうです。
他の本屋さんでは手にとれない海外の絵本が多く眺めるだけでも楽しめる時間が過ごせます。
葉々社 BOOKS&PUBLISHING
みどりの暖簾が目印です。
中へ入った瞬間に木の香りにフワッと包まれ、清潔感あふれた店内には新刊本がずらりと並んでいます。
ベストセラーは置かずに長く売れる本を中心に店主が全て選んだもの。
ジャンルは文学、社会学、人文書、ジェンダー、デザインなど幅広く置いてあります。
シェア型本屋もされていますが現在は空きの棚がないとのことでした。
店主によると、1棚が月3,000円で借りることができて、売れた収益は全て棚主に入るというシステムだそうです。



あんず文庫
「馬込文士村」にかかわる作家や作品などいろんなジャンルをおいた古本屋
奥にはBarカウンターがあり洋酒とコーヒーが飲める個性的な組み合わせ。
あんず文庫の由来は、作家「室生犀星」の「杏っ子」からきています。
「杏っ子」という小説のタイトルをはじめ、他の小説の中でも「あんず」が象徴的な存在としてでてくるため。
中央区
森岡書店銀座店
一冊の本からインスパイアされる展覧会を行う書店
置くのは一冊だけで期間は一週間
そのあいだ、本にまつわる様々なイベントを催す
世田谷区
B&B



【本屋B&B】 下北沢の独立系人気書店 一期一会の本との出会い体験ができる


エトセトラブックス
フェミニズムにかかわる様々な本を取り扱う
BOOKSHOP TRAVELLER
「本屋のアンテナショップ+新刊書店」
店内に入るとたくさんの木箱が並んでいて本がところせましと並んでいます。
1Fはシェア型の本棚があり、2Fはイベントスペース。
2Fへあがったときに階段、壁、床、ふすまなどをみると田舎のおばあちゃんの家に来たかのような感じです。
シェア型書店でありながら新刊も置いている、貸棚本屋と新刊書店が融合した空間。
nostos books
デザインとアートに特化した古書店。
店に入るとほのかにお香がかおってきて心が落ち着きリラックスした状態になれます。
東京香堂とノストスブックスがコラボして制作したオリジナルお香「テリムクリ」←店頭で販売してました。
雑貨、皮、小物商品も厳選されたものが並んでいます。
店主のセンスがあふれたものがたくさん並ぶおしゃれな本屋さんです。
twililight
ビルの3Fの階段を上がっていくとカフェとギャラリーがみえます。
店に並ぶ本のジャンルをみてみると国内外の小説、エッセイ、写真集、絵本など店主が好きで選び抜いたものばかりが揃う。
奥にあるソファ席は茶沢通りを見渡せる場所でおすすめです。



屋上はパラソル付きのテーブルがあり日差しの強い日も安心です。
店名の「twililight」一つよけいな「li」はほとんどの人が間違えるそうです。
「トワイライト」でなく「トワイライライト」が正しい。
店主いはく
「本屋もギャラリーもカフェもなくても生きていけると思います。でもそんなよけいなものの存在が日々を明るくしてくれます」とのこと。
バックパックブックス
超狭の古本・新刊・その他を扱う。
ゆうらん古書店
幅広いジャンルの本を取り扱う古書店。
小さめの店舗ながらジャンルは幅広くそのなかで岩波文庫やちくま文庫が充実しています。
昔ながらの古本屋の雰囲気を残しながら棚にはおしゃれな洋書や写真集もみられます。
外の棚には100円均一の本がたくさん並んでいて眺めているだけでも楽しめる。
店の前を通りがかったら足を止めて、ふらっと立ち寄りたくなる本屋さんです。
SNOW SHOVELING BOOKS & GALLERY
店の入口が駐車場の奥にあるためわかりづらく、初めて行く人は注意。
店内に入ると、おしゃれな照明や音楽で本屋さんとは思えない隠れ家的な空間でビックリ。
店のコンセプトが「ヒト・モノ・コト」との出会いを楽しめる場所(自称:出会い系本屋)
SNOW SHOVELING(店名)の由来は村上春樹作品の「ダンス・ダンス・ダンス」の「文化的雪かき」からきているそうです。
店内には村上春樹作品がずらりと並んでいます。
Cat’s Meow Books
住宅街のなかにある猫専門の本屋さん。
店内に入ると2つのスペースで分かれていて手前が新刊本、引き戸の奥が新刊本+古本コーナーです。
奥の部屋には猫がいるので手の消毒をして、専用スリッパに履き替えることが必須になっています。
この猫がいるスペースはもともと古本しか並べてなかったみたいなんですが、猫が本にいたずらをしないことと
新刊を増やして出版業界に貢献したいという店主の思いから徐々に新刊の数が増えていったようです。



なんと店売上の10%を保護猫の活動団体に寄付されています。
店のコンセプトが「猫と本屋が助け合うこと」です。
お互いが持ちつ持たれつの関係で成り立つことがわかりますね。
店のHPでバーチャル店舗として本の通販が可能です。
遠方で店に来れない人たちの要望に応えるためにつくられたそうです。
猫の写真付きでとても癒やされます。
杉並区
蟹ブックス
新刊書を中心に扱う 夜20時以降は不定期で10名~20名程度の小さなイベントを実施。
マンションの2Fにある店内は入口の扉に「何も買わなくても大丈夫です」て書いてあって入りやすい。
店内は地域や客層に合った品揃えと選書の良さで棚をみればみるほど読みたい本が見つかる。
本だけでなくカニのグッズ(キーホルダー、グラスなど)もたくさんあり楽しめる。



えほんやるすばんばんするかいしゃ
東京・高円寺にある絶版・品切れの絵本、洋書絵本を中心に扱う絵本の古本屋
ヤンヤン
「書き残したもの」を収集するのが、基本的なお店のスタンス。
出版されているエッセーや日記、書簡集やその批評のほか、
いわゆる「古道具」として扱われる、無名の個人が残した手書きの日記やアルバムを扱う。



店内は3人が限界ですれ違うのが大変だった。
秘密基地のような超コンパクト型の本屋さんで1人でいくとゆっくり楽しめそう。
アール座読書館
“森の中で読書”をコンセプトに、古い教会や小学校、童話に出てきた博物館などを参考にして創った空間。
店内には1,000冊ほどの蔵書もあり、自由に読める。
写真集や画集、詩集、短編集など、短時間で読みきれる本が中心。



読書に没頭するにはピッタリの環境。
入口扉の覗き穴から「店内が見れます」と書かれていて入店する前に中の雰囲気がチェックできる。
子どもの本や
珍しい世界の絵本まで幅広く子どもの本を取り扱う児童書専門店。
大人も楽しめる充実した絵本の数で通りすがる人は店の前で足を止める人が多かった。
絵本だけでなく大人向けの新書や文庫もあり。



お店でアドバイスを聞きながら本を選ぶことができます。
店頭にある申し込みハガキに記入して申し込むと、毎月2、3冊絵本が届く絵本の定期便。
本の代金は2、3冊で平均2500円前後(消費税・送料別)。
古書コンコ堂
独自のセレクトで様々なジャンルを扱う古書店
本屋Title
ジャンルは満遍なく取り揃え、特に力を入れるのは「生活」の本。
トークイベントや企画展示もあり。
今野書店



BREWBOOKS
1階は新刊書とブックセラークラブ(シェア型本屋)の売り場 2Fイベントスペース。



2Fは畳敷きで純和風で旅館のような一室でとても快適です。
1時間1,000円で利用可能です。クラフトビールかソフトドリンク付き。
コワーキングスペースとして1,500円払えば終日利用可能になります。



シェア型の本棚は1ヶ月3,000円で利用できます。
現時点(2025年3月)ではまだ少し空きがあったので探している人はお早めに!
何箇所か空いてる棚を紹介してもらいましたが、どの場所でも一律の値段(3,000円)なのが嬉しい。
大きめのシェア型書店さんだと本棚の借りる位置によって値段がおおきく変わるところが痛いところ。
店名の由来はスコットランドのクラフトビールである「BREWDOG」。
久我山のMountain River Breweryから仕入れているというぐらい本格派の店主。
店にいったらぜひビールは注文しておきたいですね。
旅の本屋のまど
映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルの「旅」を感じさせるセレクトをされた新刊・古本を扱う。
松庵文庫
松庵文庫の本は、荻窪の新刊書店、Titleがセレクト オーナーの岡崎さんが作ったそんな「まなびの場」には、時間の流れに耐えうる本を選んでいる。
音楽家のご夫婦のお宅をリノベーションしたおしゃれなブックカフェ。
玄関に入ると靴を脱いで中へ入ると広々としたカフェ、レストラン、ギャラリースペースと3つに分かれています。
店内から外の庭には樹齢100年のツツジの木がみられます。
URESICA
ギャラリー&ショップ 本(新刊:絵本、一般書、リトルプレス等)と雑貨、作家作品(絵画、立体、陶器等)を取り扱う
豊島区
ブックギャラリーポポタム
国内外のアートブックやリトルプレス、絵画作品を扱う
絵本の家
海外の絵本を販売
文京区
往来堂書店
文庫や新書以外は取次からの配本を扱わずにタイトルや著者、添えられた短い説明文から
どの本を仕入れるか決めている
店内の本の品揃えはチェーン店に置かれている売れ筋の本ばかりでない



めちゃくちゃ気になる本を見つけた
往来堂書店の売れ筋ランキングではこの本が一番でした
BOOKS 青いカバ
古書&新刊の本屋 ずっと GOOD BOOKSをテーマに10年後も本棚に入れておきたい本をセレクトして販売
出発点
子ども、大人も楽しめる「名作」と「迷作」をそろえる書店
plateaubooks
新刊本屋 店名の「plateau」は平坦の意味 平坦で変化のない時間
台東区
Readin’ Writin’ BOOK STORE
すべての本を買取で仕入れて出版取次の配本に頼らず、すべて自分で選ぶ個性が光る新刊書店。
大通りから一歩はいった場所に目立つ赤の外観は、まるで海外のおしゃれな本屋さんの雰囲気が漂う。
中に入ると天井が高く、奥行きがあり全体的に広くて本がゆっくりみれる。
本棚に工夫がされていて、例えば棚の一部分が傾斜になっていて手にとりやすかったり、視覚に入りやすい位置や高さに並べられていてストレスなくみれます。
ベストセラーや他の本屋さんでみかけるものは並んでおらず、一冊ずつ丁寧に選書された本がずらりと並んで魅了される。
透明書店
「スモールビジネスを実体験し、スモールビジネスに携わる人に刺激を与えたい」という狙いのもと、日々の売り上げ数字をネット上で公開、店先にはChatGPTの「くらげ副店長」を配する。
店内の本は業種別や小さい出版社ごとに並べられた本でビジネス系がやや多い印象です。
透明書店1周年のオリジナルTシャツやバッグ、ソックスなどのグッズもあって大人から子供まで楽しめる。
店内でドリンク(コーヒーやアルコール)を購入してそのまま本を読むことも可能。
棚がしスペースが店内奥にありシェア型書店としての役割をもつ。
雑貨と本gururi
女性をはじめとした弱い立場の人のための本屋でありたい 架空のあるひとりの女性を思いながら選書。
店内は3名までと制約がある5坪ほどの書店で中へ入るとアロマのいい香りがする。
一生懸命生きる女性をイメージして作り上げられた店内は、身近に感じられるフェミニズムの書籍がたくさん置かれている。
選書のこだわりが「架空のあるひとりの女性を思いながら選書」というのも納得できます。
店名の「ぐるり」とは周囲を意味し、「近所、ローカルを大切に」という思いが込められている。
古書ほうろう
店内は古書に埋め尽くされ、その数は約1万冊。国内・海外文学、詩、音楽、写真、アート、伝統文化、建築などの多彩なジャンル
ROUTE BOOKS
漫画、小説、写真集、絵本と、さまざまな書籍がランダムに並んでいるリノベ書店 10年間使われていなかった元工場をリノベーションしてできた複合施設。
観葉植物に囲まれた外観で前を通ったときは書店だと気づきにくかったが、
中に入ると、おしゃれなブックカフェでソファ席やテーブル席もたくさんありゆったりとした時間を過ごせる。
コーヒーは目の前で一杯づつバリスタがハンドドリップで淹れていてくれる。
本棚は様々なジャンルのものがランダムに並んでいて、いつもの書店では出会えない本がみつかる。
オリジナルグッズのディフューザーやアロマキャンドルなども販売していてグッズや雑貨もみて楽しめる。
2階では陶芸講座をやっていて様々な体験ができる書店です。
古書みつけ
古民家を改装した外観で本の看板が目印。
本のジャンルは歴史、地理、文学、料理、旅行など。
あらゆるジャンルの厳選書籍が「ラインナップが偏らないように」と自ら買い付けを行ない、古今東西の名作をバランスよく陳列し出版社も兼ねています。
オリジナルのレザーのブックカバーやトートバックなどもあり。
スタッフさんいわく、本を購入すれば店の2階で1時間読書できるとのことでした。
店の周りはシャッターがおりているところがほとんどで本屋さんがここにあるのが不思議な感じです。
店の前を通りがかる人は「あっ!こんなところに本屋さん?」という感じで入っていきます。
店名の「みつけ」の由来は、お気に入りの本をみつけてほしい、本を読んで知識の実をつけてほしいという願いからきています。
江東区
Books&Cafeドレッドノート
青の看板が目印のブックカフェ。
本のジャンルは戦争関連、UFO、超常現象、SF関係など個性的なものが中心で店主がセレクト。
ひかえめに言って、好きな人にかなりハマる本屋さん。
ちなみに店名(ドレッドノート)の由来は英国海軍の戦艦です。
店内には席が10席ほどありますが2人がけの席が少ないために一人で来るのがおすすめです。
中へはいるとすぐに店員さんがさっと注文をきいてくれます。
注文せずに本をみるだけも可能です。
周りのお客さんはプリンやオムライスを食べていてとても美味しそう。
どちらも店長のおすすめメニュー。
プリンは自家製のもので昔懐かしの固くて苦めのぷりん。
デミオムライスは、ほどよいにんにくの香りがするガーリックライスとデミグラスソースの相性ばつぐんです。
smokebooks清澄白河店
店外の木箱に置かれた古本が店の目印です。
目立つ店の看板などがないため見つけづらいかもしれません。
こじんまりとした店内ですが中へ入るとデザイン、建築、アート、写真集などの専門書が並んでいます。
隣は焼き鳥屋でとてもいい香りが漂ってくるので本をかったら焼き鳥を食べながらブラブラするのもおすすめです。
練馬区
百年の二度寝
新刊書籍中心に、古本、ZINE、雑貨を扱う
荒川区
西日暮里 BOOK APARTMENT
31cm角の本棚を1オーナー1箱借りることができ、自分のお名前もしくは屋号を掲げた本棚には思い思いの書籍を販売できるシェア型書店。
駅直結ですぐにいけるシェア型書店です。
ガラス張りの入口からなかの本棚がみえます。
飲食店が連なる駅前で人の目にとまりやすく気軽に入れます。
パン屋の本屋
周りは住宅街に囲まれた本屋さんで壁が黒い木で統一されコテージのような外観。
風が吹き抜ける中庭
ベーカリーカフェ(手前)と本屋(奥)がつながっています。
子育てしやすい街づくりの助けになりたいという方針で、お店のスペースの半分ほどが絵本や児童書の棚になっています。
名前の通りベーカリーカフェと本屋がつながっていてとても便利。
風が吹き抜ける緑の中庭やテラスも天気が良ければ気持ちよくつかえそうです。
本のジャンルは料理、暮らし、旅行、文芸、絵本、雑誌など。
とくに絵本コーナーが充実しています。
手書きPOPで0歳から5歳までのおすすめ本が紹介されていて選びやすく参考になります。
パンに特化した本も多く、作り方、パンの店を紹介するガイド本、パンが題材になった本など。
ベビーカーでの小さい子ども連れの女性が目立ち、周辺にはカフェや本屋が見当たらないことから癒やしのスポットになっているように感じます。
イベントもたくさんやっており、店主さんがお客さんに次回のワークショップに来て下さいと伝えているところが好印象でした。
江戸川区
読書のすすめ
緑の看板が目印です。
店内は広々としていますが棚に本が並んでいないところが目立ち少し残念でした。
ベストセラーや売れている本は置かずに店主が選書したものを取り扱っています。
ジャンルはスピリチュアル、人文科学、歴史、ビジネス、絵本など。
本ソムリエの清水店長の選書サービス「本の処方箋」がおすすめです。
板橋区
本屋イトマイ
新刊書店+喫茶 プライベートでもオフィシャルでもない「暇(いとま)」を、本と珈琲と静かな空間の中で各々ゆっくり過ごしていただき、それぞれに豊かな時間が訪れたらいいな、という願いのもとつくられた
墨田区
YATO
本屋さんとは思えない入口の雰囲気でおしゃれなアンティーク店のよう。
中に入ると本が所狭しと並んでいます。
新刊がメインで文学、哲学、アート、カルチャー、マンガ、絵本などさまざまなジャンルです。
通路は狭くすれ違うのがやっとですが、そのぶん本が多く並んでいて楽しめます。
普段見かけない本ばかりで選書センスのよさが光ります。
少し暗めの照明で落ち着いた雰囲気で、THE大人の本屋です。
葛飾区
POTATO CHIP BOOKS
京成立石駅から徒歩3分のたていしすずらん通り商店街の一角にあります。
狭い路地の中にあるので見つけづらいですが、オレンジの暖簾が目印の隠れ家的本屋さんです。
入店すると「いらっしゃいませ」と店員さんの声が聞こえてゆっくり本を選べる雰囲気です。
白を基調とした内装と木目調の本棚が清潔感をかもしだしています。
新刊を扱う書店で、子ども向けの絵本から料理本やエッセーをはじめ、社会、自然、文芸、ビジュアルなど幅広いカテゴリーです。
土地柄なのか、京成立石の本が入ってすぐの目立つところに並んでいて、駅周辺の歴史も学べます。
店の周りには昔ながらの下町情緒あふれる居酒屋、雑貨屋、理容院が軒を重ねます。
店名の由来はポテトチップスのような「深く考えずについ手が伸びる」から「子どもから大人まで気軽にきてほしい」というところから。
府中市
書肆 海と夕焼
詩集や論考、随筆、翻訳についての本などを選書し文藝、日本文学の敷衍に尽力している
国分寺市
胡桃堂書店
国分寺駅から歩いて10分ほどの穴場ブックカフェ。
店内で本の販売もしている。



すごく落ち着いた雰囲気で長居したくなる空間
店員さんや地域の人々が選書した素敵な本が並ぶ。ここにあるのは「50年、100年と読み継がれてほしいと願う本」 読書会や講演会、製本教室も行う。
増田書店
南口店
国立駅から徒歩2分の好立地で1Fと地下の2フロアで構成されていて本の品揃えは充実している。
店内は昔ながらの本屋さんというイメージで落ち着く。
北口店
南店をよりコンパクトにした広さ。
選書や特集の切り口もユニークな総合書店。
書店 有給休暇
ビジネスで役に立ちそうな本、時代を読み取り考え方の枠が広がりそうな本、日々の生活や心身を整える本(旅や衣食住、美容・健康、季節の手仕事など)、写真集や図鑑、エッセイや詩集など クラウドファンディングでできた本屋
三鷹市
街々書林(まちまちしょりん)
旅の本専門 人文書や雑誌、語学テキストなど「旅の前に読みたい本」を集めたこだわりの書店。
全て店主の小柳さんによる選書でその数なんと約1400冊。
店内にはギャラリースペースを併設し写真展や絵画展も開催。
開店時間の12時34分にした理由は「11時か12時か13時かわからなくなる」覚えやすいからと思いついたそうです。
book obscura ブックオブスキュラ
写真集の古書・新刊を取り扱う本屋です。写真家というアーティストによる作品集やプリントを取扱い、不定期で展示も開催
百年
古本販売買取 イベント各種開催
店内はレトロモダンな印象でアートやデザイン、海外のリトルプレイス、ZINEを扱っています。
店名の由来は2つ。
内田栄一監督作品「きらい・じゃないよ2」という映画の舞台である、死者の都「百年まち」からきているそうです。
一度読まなくなった本を発見し生き還らせる古書店の仕事に重なるような感じもします。
もう一つが一世紀=“百年”から。百年の次はまた新しい時代が始まる。
リセットされる感覚が本のリサイクルと似ているところからだそうです。
無人古本屋「BOOK ROAD」
無人古本屋 3畳ほどの空間に、本棚、ガチャガチャ(硬貨を入れるとカプセルが出る仕組みの機械)
お店の看板は見当たらず通り過ぎてしまいそうです。
田舎の野菜売り場から着想した本屋さん。
地域では「ガチャ本屋さん」と呼ばれ親しまれているそうです。
店内では会計の代わりにガチャガチャが置いてあります。
300円、500円のガチャガチャがあり該当する本の金額分のカプセルを購入するだけ。
本を眺めていると棚にすなぼこりや床にごみが目立ちました。
しばらく掃除に来ていないからでしょうか、本屋というより倉庫のような感じがしました。
今回は東京の独立系書店についてご紹介しました。
さまざまなかたちで新しい本屋さんが誕生しています。
今回ご紹介しきれなかった東京のオシャレブックカフェを解説しています。
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