・読書の効果を知りたい
・どんなメリットがあるの
・本を読んで自分を高めたい
読書する人が減っているというニュースをよく耳にします。
スマホやSNSに時間をとられて読書する時間がないという調査がでています(下で説明)
多くの人は読書することは良いことだと分かっているが具体的にどう良いのかはぼんやりしている。
本を読むことで思考力や語彙力、文章力などが自然と身につくようになります。
この記事では読書によってもたらされる効果を明らかにしていきます。
最後まで読めば、読書をすることで人間的に成長でき豊かな人生をおくるヒントがわかります。
日本人の約6割以上が読書していない
インターネットで誰もが簡単に情報が手に入る時代になりました。
多くの方が日々情報を得るのはSNS、ユーチューブ、テレビ、ラジオ、新聞、本でしょうか。
だからこそ多くの選択肢から正しい情報を取捨選択していかなければならない。
最近の調査から読書をする人が減少しているという統計発表が出ました。
文化庁が実施した2023年の「国語に関する世論調査」から
1ヶ月に1冊も本を読まない人が62,6%で前回より増加していることがわかった
(前回調査2018年で1ヶ月で1冊も読まない人は47,3%)
月に1~2冊が27,6%
月に3~4冊が6,0%となっている
全国の16歳以上の6,000人が対象に郵送で行い、3,559人から回答
データより本を読まない人が前回より増えていることは事実である。
ではなぜ読めなくなってきたのか?
2023年文化庁の調査データから
読書量が減っている理由
一番は「情報機器スマホや携帯電話で時間がとられるから」 43,6%
二番目に 「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」38,9%
三番目は 「視力などの健康上の理由」31,2%
読書量が減っている理由はスマホなどが原因
いまや1人1台が当たり前の時代でどこでも無料wi-fiが自由に使える。
外へ出たら皆スマホの画面をのぞいてゲーム、買い物、映画、音楽、SNSなどに時間を費やしていて本を読んでいる人はほとんど見かけない。
2023年文化庁の調査データから
本以外の文字・活字に触れる情報の機会が毎日あると答えた人が75,3%
言い換えると7割以上の人が本に触れていないということになり
大部分がSNSやインターネットの記事から情報を得ているという結果になる。
継続力の向上
継続を意識するうえで小説などの長編ものを読むときは1日で読み切ることが難しい。
毎日読み続けることで達成する喜びを感じ継続する意欲が高まる。
継続読書は時間を決める
例えば就寝前の30分は必ず毎日読むようにする 。
事前に時間をとって継続すれば読まないと違和感を感じるようになる。
毎日30分読めば
1週間で3,5時間
1ヶ月間で15時間
1年間で180時間
5年間で900時間
10年間で1800時間
アメリカのイウェール大学の調査では 週に3,5時間以上読書をする人は
全く読まない人より向こう12年で約17%死亡リスクが低く平均で2年ほど長生きしている。
お気に入りの本は繰り返し読む
二回目以降では最初読んだときに気づかなかった新たな発見があるため。
理由としては本に印をつけることで記憶に残りやすく次に読んだときにどこが重要部分であるかが一目でわかるようにするため。
ただし図書館や他人に借りた本はNG。自分で購入した本のみにしましょう。
アウトプットのネタになる
本の正確な情報をインプットすることで質の高いアウトプットにつながる。
例えば読んだ本の内容を人に話すことは学んだ内容を自分の頭で整理して伝える必要があり効果的。
SNSで投稿する
読んだ本の内容をSNSで発信すればアウトプットでいろんな人と楽しめる。
本のアウトプットをするときに意識したいのが以下の3点
・なぜこの本をおすすめしたいか
・何におもしろいと感じたか
・どういう本なのか
メモや日記に書き出す
アメリカのプリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の共同研究では
講義のときにパソコンでノートをとる生徒よりも
手書きでノートをとる生徒は、記憶が定着しやすく成績もよいという結果がでている。
想像力が高まる
文章から本の情景や背景、登場人物の感情や思考を想像する必要がある。
例えば小説を読んでいるときに登場人物がどういう感情で何を思っているかを想像しながら読み進めないと内容が理解できなくなる。
本の世界に没頭しているときは現実とかけ離れた体験をしているため想像力アップにつながる。
文章力の向上
いろんな本の文章を知ることで鍛えられたり、普段目にしないものと触れ合うことで文章力の向上に役立つ。
コミュニケーション力の向上
本で学んだ内容は周りの人へコミュニケーションするキッカケになる。
例えば野球の大谷翔平選手の本を読んでいたとすればスポーツ(野球)の話になったときに積極的に話したり聞いたりできるようになる。
もし相手が興味をもってくれたら仲良くなるキッカケだったり、話してくれたことに感謝されるかもしれない。
本を読んでコミュニーションしただけで、相手はあなたのことをもっと知りたいと思ってもらえるチャンスになる。
語彙力が増える
読書中にでてきたわからない言い回しや四字熟語などを調べて自分の知識としてつかっていくことで語彙力が増える。
調べて終わるのでなく日常生活でつかっていくことで自分の血肉になる。
会話が苦手ならSNSでつかっていくのも一つのアウトプットになります。
知識・教養が身につく
読書から自分の知らなかった知識や教養を学べる。
例えば「書店」のことを知りたい場合は世の中に
・どういう書店が
・どれぐらいあって
・どんな店が流行しているか
例えば上の3点ぐらいを興味をもって調べていけると書店や本の話になったときに知識・教養として話せる。
一つの知識に対して掘り下げて学んで行くと周辺の知識が増えて興味が広がっていく。
新しいアイデアが生まれる
本は自分では想像できないアイデアが無限につまっていて仕事や人生のヒントになる。
著者の擬似体験をすることで他人の人生の一部をを自分の脳内で生きることができる。
他人の考えを真似る方が一人で考え続ける効率的。
本の情報はインターネットと違って誤った内容を書けないため信憑性があり正確な情報である。
一冊の本がお店にでるまでにさまざまな人の目を通すため安心して読める。
仕事力の向上
本にはさまざまなジャンルがあり自分の仕事についての本を読んで理解を深めれば仕事力がアップする。
トラブルや問題が起きた時も対処方法などを事前に本で学んでおけばいざというときの助けになる。
ストレス解消
読書は短時間でもリフレッシュ効果があることが研究でわかっている。
寝る前に本を読むとリラックス状態になり良質な睡眠につながる。
イギリスのサセックス大学によると
読書によって軽減されるストレスは68%
音楽鑑賞やゲーム、散歩を上回るストレス軽減率
感受性が高まる
読書によって想像力が刺激され脳が活性化し感受性が向上する。
論理的思考力が高まる
本は起承転結で構成されており読書することで順序立てて物事を考えられるようになる。
読んでいてわからないときは一度ページを進むの止めて、わからない理由を考えてみると理解が深まり楽しくなる。
集中力の向上
本は内容を理解しようとすると集中して読めるようになる。
この経験を繰り返すことで集中力のアップにつながっていきます。
会話力の向上
読書していく中で多くの言葉や表現に触れて自分に吸収できれば、相手に自分が伝えたい内容を適切に伝えることができるようになる。
自分が読みやすいと思える本または著者を探して読むことで自分に取り入れやすくなる。
失敗のリスクを減らせる
成功者の疑似体験体験をすることで自分の失敗リスクを減らせる。
失敗からどう立ち直りどんな気持ちで成功するまでやり続けたかを知ることで自分と重ね合わすこともできる。
記憶力の向上
本一冊の情報は膨大で整理して読み進めていかなければいけません。
例えば、小説なら主人公がどんなキャラクターでどういう設定でストーリーが進んでいるかを
覚えておかないといけない。毎回読み直すたびに記憶力をつかうことで記憶力の向上につながる。
本学習と動画学習のメリット・デメリット
学校で学習するときに活字(本)からでなくタブレット端末(パソコン,スマホ,アイパッドなど)
をつかって動画で学ぶことが増えてきている。
本と動画で学ぶメリット・デメリットを比較して考えていきます。
本の学習(メリット・デメリット)
メリット
・活字を読みながら想像して理解していくため考える力が身につく
・主体的に情報をとる習慣ができる
デメリット
・どの本が各々にあっているかという取捨選択が必要
・本を選ぶときの注意点は何冊かの本を自分で手にとって選ぶこと
おすすめの読みやすい本の例は
①図解がたくさんあって視覚で理解できる
②具体例がたくさんりイメージしやすい
③各章にまとめページがある
一方で
最近では幼稚園から積極的にタブレット端末使用もある。
文部科学省では
2024年から情報通信技術を積極的に導入する方針
質の高い幼児教育を行うには情報通信技術を利用して幼児の映像、音声、位置情報を得る
ことは、幼児教育のための貴重な情報となります
動画学習(メリット・デメリット)
メリット
・活字を読まずに映像で理解できる
・難しい漢字や表現が動画であればわかりやすい
デメリット
・受け身の学びになる
・映像で理解するため文章を読み取る力が育たない
本と動画学習はどちらもメリット・デメリットが共存するため併用していくのがよさそう。
ケースバイケースで使い分けしながらそのなかでも学習効果が高いものを優先的に使っていくのが理想的。
まとめ(読書17のメリット)
①継続力の向上
②アウトプットのネタになる
③想像力が高まる
④文章力の向上
⑤コミュニケーション力の向上
⑥語彙力が増える
⑦知識・教養が身につく
⑧新しいアイデアが生まれる
⑨正確な情報源になる
⑩仕事力の向上
⑪ストレス解消
⑫感受性が高まる
⑬論理的思考力が高まる
⑭集中力の向上
⑮会話力の向上
⑯失敗のリスクを減らせる
⑰記憶力の向上
本のおすすめ選び方
読書するにはどこで本を探すのがよいか?
2023年文化庁の調査データから
あなたは自分が読む本をどのように選んでいますか?
一番多かったのが「実際に書店で手に取って選ぶ」57,9%
二番目に 「インターネットの情報を利用して選ぶ」33,4%
三番目は 「図書館や図書室で実際に手にとって選ぶ」25,0%
調査データ+私の元書店員体験から
理由はまずたくさんの本を自分で手にとって選べるから
タイトルを見て自分が気になったものだけ手に取ればいい
「好きこそ物の上手なれ」で無意識レベルで読み始めた本からでいい。
店内を1周ぐるっと回って全体を見渡してもよいし 一つのコーナーでおもしろい本が見つかればずっとそこにいるのもよし。
世界でニュースになっていることがすぐ書籍化されて本としてたくさん並べられているので本屋さんにいくだけでも大きな情報収集にもなる 。
本のみどころや特徴を簡潔に書いてくれていて 本を購入する際の一つの決め手になる。
継続して本屋さんにいくと自分にあった本を選ぶ目が養われる。
本屋さんが近くになければ図書館で読むこともできる。
ただ図書館は在庫は少なく読みたい本があるかわからない。
他の人が読みたい本を借りていればすぐ読めずに待たないといけない。
電子書籍端末(kindle,kobo)で読む
メリットは
・物理的な本の持ち運び不要でどこでも気軽に読める
・通勤の電車内やちょっとしたスキマ時間にもつかえるところがよい
デメリット
・試し読みできる本が限られてくる
・本を読んでめくるときの感触がない
これから本を探す人は本屋さんでまずじっくり時間をかけて選んでほしい
本との出会いに期待していろいろ探してみるのも楽しい時間
まずは近くの本屋さんへ行ってみましょう!
コメント